いつもと比べて安静時の心拍数が遅いなあと思ったら、心身の不調のサインかもしれません。
心拍数は個人差もあります。安静時の心拍数がいつもどうなのか、急な変化はないかなどを知ることはとても重要です。
米国や欧州の一般市民を対象とする疫学研究では,安静時心拍数が 50~ 60拍 /分よりも速くなると、 それに伴って長期生命予後が悪化し,心拍数 90〜 100拍 /分では死亡のリスクが 2~ 3倍に増加することが示されていますが、心拍数が遅すぎるのも注意が必要です。
心拍が遅くなる不整脈もあります。心拍が1分間に50以下を「徐脈」といい、40以下になると息切れやめまい、立ちくらみなどの症状が出やすいといわれています。
・スポーツ心臓
心臓の筋肉が発達した結果、1回の拍動で血液をより多く送り出すことができるようになり、少ない拍動でも全身に十分な酸素を運ぶことが可能なため、心拍数の減少が起こります。
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/dictionary/exercise/ys-035.html