心臓は収縮と拡張を繰り返し、ポンプのように一定のリズムで動くことで血液を全身に送り出しています。
この心臓が拍動する回数のことを心拍数といいます。
心拍数は通常1分間の回数(bpm: beat per minutes)で表現されます。安静にしていると、成人の心臓は1分間に50〜100回、一日あたり10万回 拍動するといわれています。
心臓は、拍動することで肺から送られてきた血液を全身へ循環させ、からだに必要な酸素や栄養素を運んだあと、二酸化炭素や老廃物を回収しています。
心臓が血液を送り出す際には、動脈にその収縮運動を示す脈拍が現れます。
心拍と脈拍は同じリズムを刻んでいるため、通常は同じ意味で用いられます。ただし、不整脈があると心臓が拍動していても脈拍として伝わらないこともあり、必ずしも心拍数と脈拍数は同じではありません。